スーパーやコンビニでたくさん売られているドリンクたち。
長年にわたって売られるロングセラーもあれば、
予め期間限定として限られた命を必死にアピールするものもあれば、
話題になったが(主に味に)難点があって消えるものもあり、
話題にすらならず、ひっそりと消えてゆくものもある……。
そんなドリンクたちに、せめてこの世に存在した証を
残そうではないか、ということで勝手に始めたこのドリンクレビュー企画。
気になるドリンクがあれば買って飲んで、レビュー(感想)を書いてゆきます。
今までも日記の中で幾つか感想を書いてきましたが、
記念すべき本格的な第1回目は「あまざけミルク」(毎日牛乳:日本酪農共同株式会社)。
パッケージ記載の説明文には
まろやかなミルクに日本伝統の甘酒のふんわりした味わいを組みあわせた
こころとからだにやさしいスイートドリンクです。日頃の忙しさにほっと一息タイムを。
とありますが、果たして本当に「ほっと一息タイム」となれるのでしょうか。
これからその実力の程を、じっくり検証してみましょう……!
■外観
写真をご覧になればお分かりかと思いますが、
かわいらしく描かれた乳牛が
おいしそうな表情を浮かべながら飲んでいるイラスト、
淡いピンクを基調としたファンシーな色使いと
完全に勝ちを狙いにいっているパッケージイラスト及びデザインです。
あと、擬音(?)として「ほ和~」と書かれているのもポイントです。
「日本伝統」(和)の甘酒を使っているからでしょうか。
なお、一応下のほうに
「アルコール分1%未満」
とありますが 、これなら子供が飲んでもいいのでしょうか。
一応車を運転する人は飲まないほうがいいかもしれません。
(注意書きに
「酒粕が入っていますので、運転時やお子様、お酒に弱い方、妊娠・授乳期の方はご注意ください」
との記載有り)
ところでこの商品、写真右下には「毎日」と書かれているのですが、
販売者は「日本酪農共同株式会社」とあります。
日本酪農共同株式会社で検索すると、毎日牛乳が出てきますが
毎日牛乳がブランド名ということなのでしょうか。
■お味
ドリンクにとって肝心なのは何よりも味。
ということで、ファンシーなパッケージでつかみはオッケーな「あまざけミルク」。
果たしてそのお味はというと……。
……牛乳と甘酒が半々の割合で混ぜられたちょっと微妙な味、という感想ですね……。
甘酒の味がする牛乳ともいえますし、
牛乳の味がする甘酒ともいえます。
甘酒ファンと牛乳ファン双方のどちらにも微妙な味となっています……。
ということで、アリかナシかと言われたら
個人的にはナシかな……と答えてしまいたくなるお味の「あまざけミルク」。
基本的には悪くないだけに、もう少し何かが足りないのが惜しまれます。
■最後に
この「あまざけミルク」は、
変わり種ペプシや炭酸入りコーヒーと比べればインパクトは弱いですが、
並みの変わり種ドリンクよりはインパクトは強いです。
一応説明書きから察せられるターゲット・コンセプトは、
仕事に疲れたOLが休憩時間にリラックスできるドリンクを造ろう!
と言うことだった気がします。
ところでこの「あまざけミルク」、
ネットで検索してもまったくと言っていいほど情報がありません。
出てくるのは、甘酒と牛乳をミックスした飲み物のレシピや
メニューが載っているサイトばかり。
あれ? もしかしてあまざけと牛乳の組み合わせって、
実は結構ポピュラーなのでしょうか……?
私は意外な組み合わせとしか思いませんでしたが、
私の感覚がずれているだけ?
気を取り直して。
この商品、メーカーのサイトには一応載っているのですが、
詳しい説明などなく、単に画像と商品名と内容量しか載っていないのがもったいないです。
リンクをクリックすると、あまざけミルクが載っているページへ飛びます。
もっと多くの人がこの「あまざけミルク」について
ネットで書いてくれることを密かに願ってます。
ツイッターで話題になりませんかね!
■評価(5段階評価。5が最高)
・デザイン: ★★★★
かわいらしさとファンシーさはけっこういけると思います。
・ネーミング:★★★
「あまざけ」とひらがなにしたのも、ファンシーさを狙ったからでしょうか。
ストレートなネーミングですが、そのあたりにちょっと工夫を感じました。
・アイデア:★★★
個人的には「?」ですがどうやらポピュラーっぽいです。
・インパクト:★★★★
とにかく甘酒と牛乳を混ぜた時点でインパクト大です。
・お味: ★★★と★半分
あまざけと牛乳が普通に交じり合った味です。
・総合評価:★★★と★半分
パッケージデザインは良くて
インパクトは強かったけど、味がいまひとつ好みではなかったのが残念。
でも磨けば光る可能性は感じます。
■データ
●名称:清涼飲料水
●原材料名:牛乳、砂糖、酒粕加工品(清酒粕、食塩)、増粘剤(加工でんぷん)、香料、ph調整剤
●内容量:200g
●販売者:日本酪農共同株式会社 NW2 大阪市浪速区塩草2-9-5
●入手価格:129円(税込)
●入手時期:2013年10月